AIMP3 v3.55 2014年初のバージョンアップ

AIMP v3.55 Build 1338

こんにちは。いかがお過ごしでしょう。
いい音で、気になるAIMPですが、今年になって、初となるリバージョンがありました。
2013年は、たぶん、もう一つのバージョンをリリースするつもりだったのでしょうけど、事情があって、派手やかなクリスマスバージョンは見送った形になったのではないでしょうか。
今回のバージョンは、至って地味なバージョンアップになっています。
抜粋内容は以下です。

* DSP-Manager: Added an ability to switch on/off all cross mixing settings quickly
* Player: The “Insert after current” command in addition to current behavior, now puts track to the beginning of playback queue

– Fixed: The “Send To” – selected template is ignored, if file doesn’t have tags
– Fixed: Plugins – Compact Disk Audio – cache is not updated in some cases
– Fixed: Plugins – Compact Disk Audio – information about the track has incorrect encoding, if information has been received from the CDDB
– Fixed: Player – The remove file confirmation dialog doesn’t return focus to the previous window after closing
– Fixed: Skin Engine – value of the SizeMaximal property isn’t taken into account for client-aligned containers
– Fixed: Tag Editor – ID3v2 – last value is taken into account for the “comment”, “genre”, “link” fields instead of first, as for the other fields
– Fixed: Tag Editor – the autotag functions is not work correctly
– Fixed: Audio Library – the application hangs when trying to move file via Drag-n-Drop, if target folder already contain file with same name
– Few minor bugs were fixed

音質に関しては、スッキリとした派手な音を前年度のサプライズに期待していたのですが、今回は見送る形になりました。率直なところ、AIMPの特質か、JAZZ女性ボーカルの抜けがいまいちで、少し悪くなってしまいました。
全体的にはバランスのとれたダイナミカルな音造りで、ロックなどには適していると思いますが、弦楽器やボーカルの艶やかな感じが全く感じられないつまらない音になってしまいました。(意図的?ドンシャリではないけど。)

悪くはないのですが、基本音響を重視した真面目な作りですが、面白さがなくなったように思います。
AIMP3の面白さは、こういった個性的な他では味わえないところにあるのですが、Foobar2000などに見られるようなところをそのまま継承したのでは、本来の持ち味が失われてしまいます。
Foobar2000には申し訳ないですが、AIMP3を支持する以上、AIMP3の音は、Foobar2000であってはダメでしょう。
次回こそは、スカッとした音を聴きたいものです。

いや、心苦しいながら、残念です。

それでは。

【番外編】 リプレイゲインなどに関して

AIMPでは、リプレイゲインをTAGに埋め込もうとする場合、TAGエディターを使うわけですが、AIMP本体からも、直接そのような変換が出来るといいなあ。と思って使っています。
Foobar2000などでは、ホームブラウザから色々指定できるので、便利なのですね。
それから、このリプレイゲインというのがちょっと曲者で、使い方がいろいろあるのではないかと思っています。
例えば、普通のポップ系ミュージックでは、ゲインが強すぎる傾向で、何もしなければ、かなり大きめに音が聞こえてしまいます。しかし、リプレイゲインで音圧調整を通すと、0db基準で、平均音圧をそこに合わせようとします。
そうすると、以下の様なことが起こります。

  • 普通のポップ系CD → 音が大きすぎるので小さくする
  • リプレイゲインを施した音源 → 音が小さすぎるので大きくする

結局全ての音源に対してリプレイゲインを設置すれば済むことなのですが、どこぞから、購入したデジタル音源には、リプレイゲインなどのTAGは一般的には埋め込まれていません。
なので、Foobar2000などでは、このリプレイゲインの扱い方に選択肢があって、リプレイゲインが施されていない音源用の音圧と、リプレイゲインが施されている音源の音圧を別々に調整できるようになっています。

AIMPでは、以下の図のように、リプレイゲインの取り扱い方が、アルバムゲインとトラックゲインの選択になるので、結果、リプレイゲインが施されていない音源では、大きく聞こえ、リプレイゲインが施されている音源では、音が小さく聞こえてしまいます。(MusicBeeでも同じですが。)

ReplayGain上記の設定画面のReplay Gainの設定の項目に、もう一つ項目を加え

  • リプレイゲインが施された音源の場合の音圧の設定
  • リプレイゲインが施されていない音源の場合の音圧設定

上記2点が設定できると、おおまかに、何時でも同じ音量で再生できるのですが。
少し考えてもらえるとありがたいなあと思います。
(結局、現在のところ不都合なので、僕は使ってませんが。。)
音質とは関係ないですが、ちょっとした要望です。

まあ、当面は、音質に拘っていただければ、文句は無いですけどね。
音質的な要望に関しては、又の機会に、こうしてほしいなあという部分を書きたいと思います。

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